調律の歴史①

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2026.01.05

調律の歴史①

こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今回のテーマは「調律の歴史①」です。

みなさんは「ドレミファソラシド」という音階(音の階段)を当たり前のように使っていますよね。ピアノの鍵盤も、ギターのフレットも、この「ドレミ」を弾けるように作られています。

では、この「ド」と「レ」の間の音の高さ(音程)は、一体誰がどうやって決めたのでしょうか?

実はこの「ドレミ」のルール(=調律)は、今の形になるまでに2000年以上の長い歴史と、たくさんの人々の知恵と工夫が詰まっています。

今回は、そんな奥深い「調律」の世界を、中学生にもわかるように紐解いていきたいと思います。

調律って、そもそも何?

簡単に言えば、「音の高さを決めるルール」のことです。 例えば、ギターの弦をチューニングするとき、特定の音(例えば「ラ」の音)の高さを決めますよね。そして、その「ラ」の音を基準にして、他の弦の音(ミ、ソ、レなど)の高さを決めていきます。

この「基準の音に対して、他の音をどれくらいの高さに設定するか」というルール全体が「調律」や「音律」と呼ばれるものです。

もしこのルールがなかったら、みんながバラバラの高さで「ドレミ」を歌ったり演奏したりすることになり、綺麗なハーモニー(和音)は生まれません。

すべては「ピタゴラス」から始まった?

音楽の歴史を語る上で欠かせないのが、古代ギリシャの数学者、あの「ピタゴラスの定理」で有名なピタゴラス(紀元前580年頃〜)です。

彼は、数学だけでなく音楽理論にも大きな影響を与えました。 伝説では、ピタゴラスが鍛冶屋の前を通りかかったとき、ハンマーが鉄を打つ音が綺麗に響き合っていることに気づきました。彼はそのハンマーの重さを調べ、音の響きと「簡単な整数の比率」との間に深い関係があることを発見したと言われています。

例えば、 ・弦の長さを半分(1:2)にすると、ちょうど1オクターブ高い音が出る。 ・弦の長さを2/3(2:3)にすると、とても綺麗に響き合う音(今の「ソ」、完全5度と呼ばれます)が出る。

ピタゴラスの学派は、この「2:3」という比率が宇宙の調和を表す神聖なものだと考えました。 そして、この「2:3」の比率(完全5度)を次々と重ねていくことで、「ドレミファソラシド」の音階を作り出したのです。これを「ピタゴラス音律」と呼びます。

ピタゴラス音律の「得意」と「苦手」

このピタゴラス音律は、メロディー(旋律)を演奏するには非常に適していました。グレゴリオ聖歌のような、単音で歌われる中世の教会音楽などは、この調律が主流でした。

しかし、ピタゴラス音律には大きな弱点がありました。 それは、「ド」と「ミ」のような「3度」と呼ばれる和音の響きが、あまり綺麗ではないことでした。

「2:3」の比率を積み重ねて作っていくと、どうしても「3度」の比率が複雑な数字になってしまい、音がぶつかって「うなり」(ワーンワーンという響き)が生じてしまったのです。

時代が進み、人々がメロディーだけでなく、和音(ハーモニー)の美しさを求めるようになると、このピタゴラス音律の弱点が目立つようになってきました。

「もっと和音を綺麗に響かせたい!」

その願いが、次の新しい調律を生み出すきっかけとなります。

続きは次回かいていきますね

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